シャンプーを変えた日に、髪がきしむように感じた。アミノ酸系やノンシリコンに切り替えたタイミングで、そうした声をいただくことがあります。きしみは髪質だけで決まるものではなく、洗う前・洗っている最中・洗ったあとのどこで起きているかによって、確かめる場所が変わります。きしみの切り分け方と、その場でできる対処についてご説明します。
きしみを感じた場面を3つに分ける
髪がきしむと感じたとき、原因を髪質だけに求めると、確かめる場所が見えにくくなります。先に整理したいのは、どのタイミングできしみを感じたかです。洗う前、洗っている最中、洗ったあと。同じ「きしむ」でも、この3つでは起きていることが違います。髪同士が引っかかる感触には、汚れの残り方、水分、摩擦のどれかが関わっていることが多く、どの場面かが分かると確かめる順番も決まります。
洗っている最中のきしみは、汚れが落ちきっていない状態と重なることがあります。一方で、すすぎ直後のきしみは、濡れた髪の扱い方が関わっていることが多いです。まず、どこで感じたかを分けるところから始めてみてください。
| きしみを感じた場面 | 確かめること |
|---|---|
| 洗う前(乾いた状態) | スタイリング剤やヘアオイルが残っていないか。入浴前に軽くブラッシングをして、38度前後のお湯で1〜2分の予洗いを |
| 洗っている最中 | 泡が立っているか。1度目で泡が立たないのは汚れが落ちていないサインなので、一度流して2度目で洗う |
| すすぎ直後(濡れた状態) | 髪をこすっていないか。濡れた髪は摩擦に弱いので、トリートメントを毛先中心になじませる |
| 乾かしたあと | タオルでこすらずに押さえて水気を取り、早めに乾かす。目の粗いコームでとかす |

アミノ酸系やノンシリコンに変えた直後のきしみ
シャンプーを切り替えた直後に、これまでと手触りが違うと感じる方がいらっしゃいます。シリコンや皮膜形成ポリマーによるコーティングが外れて、髪本来の手触りが出ている状態であることが多いと考えられます。しばらく使ううちに、感じ方が変わっていくこともあります。
もうひとつ、前提として触れておきたいことがあります。アミノ酸系は洗浄力が弱い、と考えられがちですが、そうとは限りません。洗浄成分は単独で働くのではなく、処方全体で効き方が決まります。同じ系統の洗浄成分でも、組み合わせる補修成分や保湿成分の種類と量によって、洗い上がりの手触りは変わります。
そのため、成分表に並ぶ系統名だけで、きしみやすさを見分けるのは難しい部分があります。ヘアオイルやバーム、スタイリング剤を日常的に使っているのであれば、それを落とせる洗浄力も必要になります。やさしいほど良い、と言い切れるわけではありません。
切り替えた直後は、洗っている最中の指通り、すすぎ直後の手触り、翌朝のまとまりの3つの場面に分けて見ていただくと、変化が分かりやすくなります。1日で判断せず、2〜3週間ほど使ってから見ていただくのが確実です。
ノンシリコンでも指通りを損なわないための処方
chérimのシャンプーはシリコンフリーですが、洗っている最中からなめらかな指通りを目指して処方を組んでいます。加水分解ケラチンやボンディングケア成分が髪にハリ・コシを与え、加水分解シルクやポリクオタニウム-51、ポリグルタミン酸がうるおいを与えて、摩擦や静電気に配慮しています。髪と地肌と同じ弱酸性(pH5〜6)です。
実際に使った63名のアンケート(2025年12月〜2026年3月)では、きしみについて触れた方が5名いらっしゃいました。そのうちのひとつが、次の声です。
「アミノ酸系のようなので、きしむかなと結構びくびくしてましたが、全くそんなことはないし、頭皮まで洗えているような気がしました」
手触りの感じ方には個人差があります。髪の量や長さ、その日の汚れの付き方でも変わるため、ご自身の髪で確かめていただくのが確実です。
すすぎ直後にきしむときの対処
濡れた髪は水を含んで、摩擦に弱い状態になっています。すすぎ直後にきしみや引っかかりを感じたときは、こすらずに扱うことが先になります。引っぱらない、ねじらない、この2つを守るだけでも絡まり方が変わります。
- 01
手のひらで軽く水気を切る
水が滴る状態のままだと、トリートメントが薄まってなじみにくくなります。
- 02
地肌につけず、毛先中心になじませる
髪の中間から毛先へ、揉み込むようになじませます。きしみを感じやすいのは毛先からです。
- 03
目の粗いコームでとかす
やさしくコーミングすると全体に均等になじみます。歯の細かいブラシは濡れた髪では引っかかりやすくなります。
- 04
3〜5分置いてからすすぐ
chérimでは3〜5分を目安にしています。置いている間に体を洗ってしまって大丈夫です。

タオルドライも同じ考え方です。髪をタオルでこすらず、挟んで押さえるように水気を取ると絡まりにくくなります。濡れている時間が長いほど摩擦の機会は増えるため、早めに乾かすのが安心です。
置く時間の考え方は、別の記事トリートメントは何分置けばいいのかで詳しくご説明します。乾かすときや乾いたあとの引っかかりが気になる場合は、髪の指通りが悪いのは髪質のせいなのかもあわせてご覧ください。
よくいただく質問
きしむのは、洗浄力が強すぎるからでしょうか?
洗浄力だけで決まるとは限りません。予洗いが足りず、泡が立たないまま洗っている場合にも、似た手触りになることがあります。まずは予洗いの時間と、1度目の泡立ちを確かめてみてください。
シャンプーを変えてから毎回きしみます。使い続けて大丈夫でしょうか?
予洗いと泡立ちを見直しても手触りが変わらない場合は、ご自身に合う製品を探していただくのが安心です。地肌にかゆみやひりつきがあるときは、使用を中止して医師にご相談ください。
トリートメントの量を増やせば、きしみは収まりますか?
量を増やす前に、水気を切ってから毛先中心になじませる手順を見直してみてください。髪の長さによっては、量を多めに必要とするという声もありました。個人差があります。
今日に限ってきしむ日があります。何を見ればいいですか?
その日の汚れの付き方や予洗いの時間で、泡立ちは変わります。工程順にその場で確かめる項目は、別の記事髪がきしむ・ゴワつく日にその場で確かめる3つのことにまとめています。
まとめ
- きしみは「洗う前・洗っている最中・すすぎ直後・乾かしたあと」のどこで感じたかで、確かめる場所が変わる
- 1度目で泡が立たないのは汚れが落ちていないサイン。一度流して2度目で洗う
- アミノ酸系でも洗浄力が弱いとは限らず、洗い上がりの手触りは処方全体で決まる
- 切り替えた直後のきしみは、コーティングが外れて髪本来の手触りが出ていることが多い
- すすぎ直後は摩擦に弱い。こすらず、トリートメントを毛先中心に3〜5分
その日の髪の状態に合わせて、確かめる場所から選んでみてください。

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chérim シャンプー&トリートメント
アミノ酸系の洗浄成分で、洗っている最中から滑らかな指通りに。300mLのセット。
商品ページを見るAuthor
chérim 開発チーム
chérim プロダクト開発
「自分の髪を好きになる」をコンセプトに、シャンプーとトリートメントを開発しています。処方の設計から香りの調整まで自分たちで行っているため、成分表には書かれていない“なぜそうしたのか”をお伝えできます。


