シャンプーを買う場所は、美容室、ドラッグストア、通販と分かれています。価格にも大きな幅があります。この差が何から生まれているのかは、売り場の表示だけでは分かりにくいところです。サロン専売と市販を分けている線はどこにあるのか。そして価格の差は、どの項目に入っているのか。順に分けてご説明します。
サロン専売と市販を分けているもの
サロン専売品は、美容室やその系列の販売店を中心に流通する商品です。市販品は、ドラッグストアやスーパー、通販など、一般の売り場で流通します。この2つを分けているのは、まず販売経路です。品質の上下を表す区分ではありません。
そのため「サロン専売なら髪に良い」「市販なら洗浄力が強い」と一律には言えません。販売経路が違えば、価格の組み立て方も、想定している使い方も変わります。違いが出るのは、その組み立て方の中身です。
近年は、メーカーが自社の通販で直接お届けする形も増えました。chérimもその一つです。サロン専売でも市販でもない経路が増えたぶん、売り場の区分だけで中身を見分けるのは難しくなっています。
もうひとつ、経路によって変わるのが買ったあとの接点です。美容室であれば、髪を見てもらいながら選び、合わなければ次の来店で相談できます。売り場に並んだ商品から選ぶ場合、その相談の場は価格に含まれていません。上下の差ではありません。どこに費用がかかっているかの違いです。
価格差の中身は4つに分かれる
値段の差は、ひとつの理由から生まれているわけではありません。主に次の4つの項目に分かれて入っています。
| 価格に含まれるもの | どこに違いが出るか |
|---|---|
| 洗浄成分の系統 | 高級アルコール系、アミノ酸系、ベタイン系などで原料の価格が変わります。ただし系統だけで洗い上がりが決まるわけではありません |
| 補修・保湿成分 | 種類の数と配合量で変わります。配合量は公開されないことが多く、成分表からは読み取れません |
| 容量と1回あたりの使用量 | 同じ300mLでも、髪の長さや泡立ちによって使い切るまでの日数が変わります |
| 買う場所 | 美容室では髪を見てもらいながら選べ、その相談の場も価格に含まれます。通販は手に取って試せない代わりに、店舗にかかる費用が価格に乗りません |
補修・保湿の成分は、何をどれだけ組み合わせるかで中身が変わります。chérimの場合は、髪にハリ・コシを与える加水分解ケラチンとボンディングケア成分、ツヤに関わる加水分解シルク、うるおいを与えるポリグルタミン酸、地肌をいたわる7種の植物エキスを配合しています。
この4つのうち、成分表で確かめられるのは種類までです。同じ成分が入っていても、配合量が違えば使用感は変わります。成分表から読み取れる範囲については、成分表で分かること、分からないことという別の記事で詳しくご説明します。

洗浄成分の系統だけでは決まらない
アミノ酸系はやさしい、高級アルコール系は強い。そう説明されることがありますが、洗浄成分だけで効き方は決まりません。処方全体で変わります。アミノ酸系であれば洗浄力が弱い、とは限りません。
落とす対象も、皮脂だけではありません。ヘアオイルやバーム、シリコーン、皮膜をつくるポリマーを日常的に髪へつけているなら、それを適切に落とせる洗浄力が要ります。やさしいほど良い、とは限りません。
chérimの洗浄成分はココイルグルタミン酸TEAというアミノ酸系です。強すぎず、弱すぎないバランスの良い洗浄力を目指した設計で、髪と地肌と同じ弱酸性(pH5〜6)にしています。
何を入れていないか、という情報も同じ見方をしてください。chérimのシャンプーはシリコンフリーで、合成着色料、鉱物油、紫外線吸収剤、ラウレス硫酸系洗浄成分を加えた5つを配合していません。ただしこれは設計の方針で、入れていない成分の数で洗い上がりが決まるわけではありません。
容量と1回あたりの使用量
価格を比べるときは、容量あたりで見ると差が分かりやすくなります。ただし1回に使う量は、髪の長さや量、その日の汚れ方で変わります。同じ300mLでも、使い切るまでの日数は人によって違います。
セットで買う場合は、シャンプーとトリートメントを分けて考えると比べやすくなります。トリートメントは中間から毛先へなじませるため、髪が長い方ほど1回の量が増えます。chérimは各300mLのセットですが、2本を使い切るまでの日数はそれぞれ違ってきます。
使用量が増えやすいのは、1度目の泡立ちが悪い日です。泡が立たないのは汚れが落ちていないサインです。量を足す前に、38度前後のぬるま湯で予洗いの時間を長めに取ってみてください。
実際に使った63名のモニター(2025年12月〜2026年3月)からは「普段使用しているものより泡立ちが少なかったため使用量が多くなった」「髪の長さによってはトリートメントの量が少し多めに必要」という声もありました。感じ方や使う量には個人差があります。

よくいただく質問
サロン専売のほうが髪に良いのですか?
販売経路の区分なので、それだけで上下は決まりません。洗浄成分の系統、補修・保湿成分、容量あたりの価格を分けて見たうえで、ご自身の髪や生活に合うものを選んでください。
chérimはどちらに当たりますか?
美容室で選ぶ感覚のものを、自社の通販で直接お届けする形をとっています。シャンプー&トリートメントのセット(各300mL)で、単品7,600円と送料550円、定期便の初回は5,320円です。アウトバスより先に、土台となるシャンプーとトリートメントから発売しました。
価格が高いものに変えれば、手触りは変わりますか?
価格と使用感が比例するとは限りません。配合量が公開されない以上、成分表と価格だけで性能を判定するのは難しいところです。最後はご自身で使ってみた体感で選んでいただくのが確実です。
選ぶときは何から見ればいいですか?
洗浄成分の系統、補修・保湿成分、容量あたりの価格、買ったあとに相談できるか。この4つです。見る順番については、自分に合うシャンプーはどう選べばいいのかという別の記事でご説明します。
まとめ
- サロン専売と市販を分けているのは販売経路で、品質のランクではありません
- 価格差の中身は、洗浄成分の系統、補修・保湿成分、容量と1回あたりの使用量、買う場所の4つに分かれます
- 洗浄成分の系統だけで洗い上がりは決まらず、処方全体で変わります
- 成分表から読み取れるのは種類までで、配合量は分かりません
- 1回に使う量は髪の長さや汚れ方で変わるため、容量あたりの価格は目安として見てください
売り場で分けず、項目ごとに見比べて、ご自身に合うものを選んでみてください。

Product
chérim シャンプー&トリートメント
アミノ酸系の洗浄成分で、洗っている最中から滑らかな指通りに。300mLのセット。
商品ページを見るAuthor
chérim 開発チーム
chérim プロダクト開発
「自分の髪を好きになる」をコンセプトに、シャンプーとトリートメントを開発しています。処方の設計から香りの調整まで自分たちで行っているため、成分表には書かれていない“なぜそうしたのか”をお伝えできます。


